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「絵画の黄金時代―バロック絵画とその時代」の詳細情報
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テーマ名称 絵画の黄金時代―バロック絵画とその時代
期間 2015年4月29日(水)~2015年6月21日(日)
展覧会名称 東京富士美術館所蔵「美の饗宴 西洋絵画の300年〜バロック、ロココからエコール・ド・パリまで」
説明 16世紀末にイタリアから興った美術様式が『バロック』である。ポルトガル語の宝飾用語で歪んだ真珠を意味する『barrco(バローコ)』を語源とするこの美術様式は、明快なリアリズム、過剰なまでの装飾性、光の対比による劇的な効果など、躍動感あふれる壮大な表現を特徴とする。美術以外にも、建築、音楽、文学などあらゆる芸術分野に及んだ芸術様式である。17世紀になると、この流れはイタリアからスペイン、オランダ、フランドルなどヨーロッパ各地へ広がり、それぞれの地で独自の発展を遂げた。イタリアではバロック絵画の先駆者カラヴァッジョや、彼に影響を受けた画家たちが、明暗の効果や動きのある構図を用いて劇的な画面を生みだし、フランドルでは力強く豊麗な作風で諸外国まで名を馳せた巨匠ルーベンスや、その共同制作者でもあったヴァン・ダイクが活躍した。一方17世紀初頭に独立を果たし、世界屈指の海洋貿易で経済的に大きな発展を遂げた新興国オランダは、芸術の世界においても『オランダ絵画の黄金時代』を迎えていた。新たに台頭してきた富裕な市民階級が画家のパトロンとなり、風俗画や風景画、静物画などの新しいジャンルが生みだされ、レンブラント、フェルメールなど美術史上に残る巨匠たちが登場した。
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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