「横尾忠則の版画集」の詳細情報 | |
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テーマ名称 | 横尾忠則の版画集 |
期間 | 2007年2月17日(土)~2007年3月18日(日) |
展覧会名称 |
徳島のコレクション2007-I |
説明 | 横尾忠則(1936-)は兵庫県の出身です。1960年代よりグラフィックデザイナーとして活躍すると同時に、版画の世界でも独自の業績をあげてきました。そして、80年代の初めにグラフィクデザイナーから画家へと転向しました。今回紹介する二つの版画集も画家転向後のものです。まず、<予兆の刻>の方は、評論家の東野芳明が「カタストロフィー(破局)」と名付けたシリーズの作品です。異界らしき世界の中で、スーツ姿の男たちが翻弄される様子がこのシリーズの特徴です。一方、<龍の器>は、海の怪獣に生贄として捕らわれた王女を武将が助けるというイタリアの叙事詩に基づいたものです。この作品では、王女が現代風にボンテージ姿に変えられています。この世界は、<龍の器 DRAGON VESSEL>Iの中に鏡文字で記されているように、「YOKOO’S MIRROR CRUEL WORLD(横尾の鏡の残酷な世界)」なのです。 |