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ジャポニスム展より |
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エマニュエル・ ロイ・フラー |
それにしても、フラーの姿はどこにあるのか。いました。画面中央のやや右上に。 赤と白の色面だけで、シルエットのように女性の姿が描かれている。徐々に変化していくグラデーションのなかに、 影のようにはかなく揺れ動きながらも、確かな存在感を感じさせる姿。 フラーのダンスとはこんな風な感じだったのかと想像はふくらむ。 その左がわに家紋のような文様がちりばめられ、右下には、
日本の落款印を模したオラーツィのサインが入っている。こんなサインの入れ方は、ロートレックなんかも行っている。
そして、日本の帯を思わせる細長い形。日本的な要素を巧みに取り入れながら、きっちりと構成され、洗練された作品である。
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●図版は
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ジャポニスム展 |
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おわり |
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