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ジャポニスム展 世紀末から-西洋の中の日本 |
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ジャポニスム |
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパやアメリカで日本ブームが巻き起こりました。
とりわけ、日本の美術工芸品は、印象派、ナビ派、アール・ヌーヴォーなどの美術やデザインの分野に多大な影響を与えます。
この現象がジャポニスムと呼ばれます。 |
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日本ブーム |
このような文化的、社会的、経済的な要因が日本ブームを引き起こす背景となりました。
(図版:エドゥナ・ボイズ・ホプキンズ 〈アカシア〉 多色刷木版 1908年頃) |
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ジャポニスム |
この日本ブームは、物珍しさにひかれた一時的な流行には終わりませんでした。 日本独特の色彩や構図、モチーフ、さらには日本の生活様式や自然観。 このような日本美術の特質に関心をもった欧米の作家たちによって、創造的な作品が生み出されて行くのです。 | |
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●図版は |
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今回の出品 |
多様な展開を見せたジャポニスムですが、今回の展覧会では、版画や水彩画、ポスター、 雑誌などの比較的身近な作品が中心です。ジャポニスムは、このように日常的な場面に浸透していたことが伺えます。 また、ルノワールやモネ、ゴッホなどは出品されておらず、日本ではなじみの薄い作家が目立ちますが、 いずれも日本美術に影響を受けた人たちとして有名です。 作品は、すべてアメリカ、ニュージャージー州立ラトガース大学のジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館が所蔵するコレクション。 展示は、I日本趣味、II花鳥風月、III春夏秋冬、IV人間模様、V装飾意匠の5つのコーナーに分かれています。 日本美術が欧米に与えた影響をじっくりとご覧下さい。 【執筆: 主任学芸員 友井伸一】
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ジャポニスム展 |
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