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「マン・レイ展」記念講演会
「マン・レイ その謎と不可思議」

巖谷國士[本展監修者、明治学院大学教授]
2005年1月23日(日) 午後1時30分−3時30分
徳島県立二十一世紀館イベントホール

参加無料 / 申込不要


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▼ マン・レイ展よみもの

 
 
 

〈アングルのヴァイオリン〉
1924/Later print

 20世紀の現代美術をリードしたマン・レイは、写真や絵画、映画、版画、既製品などを用いた立体作品=オブジェなど、幅広く活躍しましたが、そのユーモラスなセンスが光る作品タイトルも見逃せません。
 女性のヌードの背中を楽器に見立て、フランスの故事にちなんだ〈アングルのヴァイオリン〉。フランス・パンを青く塗って〈パン・パン〉(フランス語では「色を塗られたパン」)。大きなパレットがテーブルになって〈パレッターブル(パレット・テーブル)〉。
 一種のだじゃれにも似た、この言葉あそびは、機知に富んだパリのエスプリなのか。それとも・・・。シュルレアリスム研究の第一人者、巖谷國士氏が、言葉あそびやオブジェを突破口にして、マン・レイの謎に迫ります。

 
 

〈恋人たち+裸体とチェスセット マン・レイのアトリエ パリ〉
c.1935/Later print

●講師紹介

巖谷國士(いわやくにお)
本展監修者、明治学院大学教授

1943年東京都生まれ。東京大学文学部仏語仏文学科卒。シュルレアリスム研究の第一人者。文学、美術、映画など幅広い評論活動で知られる。また、世界各地を旅する旅行家でもある。著作、翻訳書も数多い。2004年12月には美術論集『封印された星−瀧口修造と日本のアーティストたち』(平凡社)が出版された。

 

[展覧会図録のご案内]

巖谷國士氏による詳細な解説のほか、「マン・レイ事典:Man Rayを知るための100項目」も収録。 マン・レイの人と生涯、制作活動、交友関係、時代動向などを理解する上で必読!展覧会鑑賞にも役立つ図録です。

監修:巖谷國士  総頁数:258ページ  判型:B5変形
図版:313点(オールカラー)  販売価格:2300円
** 1階ミュージアムショップで販売中 **

※画像の無断コピーは、法律で禁じられています。


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