美術館TOP よみもの

 

マン・レイ展
「わたしは謎だ。」
2005年1月15日(土)-3月21日(月)

 

〈ガラスの涙〉
c.1930-33/Later print

 
「私は謎だ。」 I am an enigma.

はじめに
 マン・レイとは人の名前です。20世紀のアート・シーンを駆け抜けたアーティストです。ロシア系移民の子としてアメリカに生まれたマン・レイ(1890-1976年)は、画家を志していた20才代のころに芸術運動ニューヨーク・ダダ(註1)に出会い、フランスから渡米中のデュシャンやピカビアらに大きな影響を受けます。1921年には、あこがれのパリに渡り、シュルレアリスム(註2)運動に加わりました。実験的な手法によって写真の新しい表現を切りひらく一方で、既製品などを利用した立体作品=オブジェ制作でも、独特のユーモラスな作品で注目を集めます。また、交友関係も広く、文学者、思想家、画家、音楽家など、多くの人々の肖像写真も残しました。マン・レイは、革新的な芸術運動が次々と繰り広げられた時代の目撃者でもあったのです。
 この展覧会は、幅広い分野で活躍したマン・レイの全生涯に渡る活動を、写真、絵画、オブジェ、映像作品、版画など約300点の作品を通じて、年代順にたどりながら、様々なテーマで整理し、多角的にご紹介する本格的な回顧展です。

※ マン・レイ展図録 p.233 記載の生年月日が1890年8月20日となっておりますが、正しくは1890年8月27日です。お詫びして訂正致します。

次へ→

「私は謎だ。」 I am an enigma.
   

はじめに
人間/光線! 何者?
写真
オブジェ 言葉あそび
映画
絵画、版画、そして再制作
距離感、そして目撃者
マン・レイとは、何者だったのでしょう。

   

※画像の無断コピーは、法律で禁じられています。


展覧会に関連した催し

マン・レイ展記念講演会「マン・レイ その謎と不可思議」
巖谷國士(フランス文学・明治学院大学文学部長)
1月23日(日) 午後1時30分~3時30分

学芸員による展示解説
2月6日(日)/3月6日(日) 午後2時~3時

こどもと大人の鑑賞ガイド「マン・レイのナゾ探検隊」
2月11日(金・祝) 午後2時~3時

とくしま近美 こども鑑賞クラブ 君こそアートの名探偵
3月5日(土) 午後2時~2時45分

ふしぎなアートをつくろう「マン・レイふしぎ体験館」
3月20日(日) 午後1時~4時



美術館TOP よみもの
Copyright:徳島県立近代美術館.2005