ようこそ!マン・レイ展 註釈
(註1)
第一次世界大戦前後、ヨーロッパ、アメリカの各地で同時発生的に起こった動き。偶然の働きや意味のない物事を組み合わせるなどの過激な表現を繰り広げ、芸術の伝統や既成の概念を徹底して破壊、否定しようとした。ニューヨーク・ダダは1915年ごろから20年代にかけて展開された。(本展図録所収「マン・レイ事典」17参照 p.208)
(註2)
あらゆる固定観念や因習的な思考、理性的な抑制から開放され、心や思考を自由に働かせることで生まれる表現。思いがけないもの同士を組み合わせたり、無意識の世界に注目することなどによって、既成概念でとらえている現実を揺さぶり、驚かせ、現実と思っていた世界についての認識の変更を迫る。そのことによって、これまで以上に強いリアリティを持った世界が出現する。単に主観的な幻想や、ありえない非現実的な光景を描くこととは一線を画する。(本展図録所収「マン・レイ事典」56参照 p.218)
(註3)
本展図録所収「マン・レイ事典」52参照 p.217