徳島県立近代美術館
学芸員の作品解説

1960年
ブロンズ
118.0×40.0×70.0
柳原義達 (1910-)
生地:兵庫県
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柳原義達
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柳原義達 「人」

安達一樹

 人間像の基本は生命の美である。
 写実とは外見的なものではない。内にある構造や造形精神も含めてのことである。これらにより具象彫刻は確固たる存在を得る。この当たり前のことを、柳原は具体的に提示する。彫刻は安定感をもってここに実在する。
徳島県立近代美術館所蔵作品選1995 コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ
1995年7月22日
徳島県立近代美術館 安達一樹