徳島県立近代美術館
学芸員の作品解説
片腕をあげて座る女
1930年
テラコッタ
h.31.0
アンリ・ローランス (1885-1954)
生地:フランス
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ローランス片腕をあげて座る女
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徳島新聞連載1990-91

アンリ・ローランス 「片腕をあげて座る女」

安達一樹

 テラコッタは焼いた土。その肌合いは素朴で暖かい。
 室内装飾の仕事をしていたローランスがキュビスムの運動に参加したのは1911年。コラージュを立体化した作品や彩色彫刻を制作、1920年代からは丸みを帯びた裸婦をモティーフとした。
 リプシッツとは対照的に、有機的、自然主義的な抽象形態の創造を試み、直線的な形態、面による構成を残しながら、豊かな優しい姿をみせている。
徳島県立近代美術館所蔵作品選1995 コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ
1995年7月22日
徳島県立近代美術館 安達一樹