あけましておめでとうございます。
今年が皆様にとって、素晴らしい年になるよう願っております。
現在、文化の森の広葉樹はすっかり落葉し、数ヶ月先の春の息吹に向かって力を蓄積しています。
昨年は、4月から6月は「日本画の魅力」展、7−8月は「巴里憧憬」展を、9−10月は「吹田文明展」を、11−12月は「ピカソの版画」展を開催いたしまして、多くの皆様にお越しいただきました。
当館では、所蔵作品展の中に版画コーナーを設け、毎月展示替えを行っていますが、今年度は9月から12月まで特別展においても、版画を採り上げましたので、版画ファンにとっては魅力的な年であったと思いますし、今まで版画に興味がなかった方にも、版画のすばらしさをアピールできたのではないかと思っております。
さて、今年度の特別展はすでに4回終了し、残すは1月27日からの「ハンス・ペーター・クーン展」のみとなりました。クーンは現代のドイツを代表するアーティストの一人です。彼の作品は、「光」と抽象的・構築的な「音」が創り出す空間として広く知られています。
ときに、制作地の持つ特性を際立たせる作品もあり、今回も来県を重ね、イメージを膨らませておられます。今回はどのような表現と出会えるのか楽しみにしているところです。
寒さ厳しい季節ではございますが、皆様には是非この機会に「クーンの世界」をお楽しみいただければと存じます。
今年も職員一同、皆様のご来館を心よりお待ちいたしております。
徳島県立近代美術館ニュース No.60 Jan 2007
2007年1月
徳島県立近代美術館 館長 阿部修三
今年が皆様にとって、素晴らしい年になるよう願っております。
現在、文化の森の広葉樹はすっかり落葉し、数ヶ月先の春の息吹に向かって力を蓄積しています。
昨年は、4月から6月は「日本画の魅力」展、7−8月は「巴里憧憬」展を、9−10月は「吹田文明展」を、11−12月は「ピカソの版画」展を開催いたしまして、多くの皆様にお越しいただきました。
当館では、所蔵作品展の中に版画コーナーを設け、毎月展示替えを行っていますが、今年度は9月から12月まで特別展においても、版画を採り上げましたので、版画ファンにとっては魅力的な年であったと思いますし、今まで版画に興味がなかった方にも、版画のすばらしさをアピールできたのではないかと思っております。
さて、今年度の特別展はすでに4回終了し、残すは1月27日からの「ハンス・ペーター・クーン展」のみとなりました。クーンは現代のドイツを代表するアーティストの一人です。彼の作品は、「光」と抽象的・構築的な「音」が創り出す空間として広く知られています。
ときに、制作地の持つ特性を際立たせる作品もあり、今回も来県を重ね、イメージを膨らませておられます。今回はどのような表現と出会えるのか楽しみにしているところです。
寒さ厳しい季節ではございますが、皆様には是非この機会に「クーンの世界」をお楽しみいただければと存じます。
今年も職員一同、皆様のご来館を心よりお待ちいたしております。
徳島県立近代美術館ニュース No.60 Jan 2007
2007年1月
徳島県立近代美術館 館長 阿部修三
