鑑賞シート活用授業研究会

jyugyou単元名「はじめまして、どっきどき☆ドン美術館」 
 
公開授業1: 宇宙から天使がやってきた (第2次)
 まず、ジェスチャーによる「天使なぞなぞ」でクレーの天使たちと対面。先生に続いて、あっと言う間に子どもたちも、天使の様子を込めたジェスチャーを買って出てくれました。 ■次に、3年生が作った絵本をもとに、天使のつぶやきを出題する「天使なぞなぞ」。ひとりひとり見方や感じ方が違うことを、驚いたり当てっこしたりして、楽しんでいきました。 ■そして自分でも、気になる天使の声を聞き、名前をプレゼント。天使の様子と自分の思いや想像を重ねて、小さなつぶやきがいくつも生まれました。 ■いざ展示室へ。覚えたばかりの英語版キラキラ星を元気に歌って1時間目が終了。あぁ暑!冷水器に行列ができました。

jyugyou 公開授業2: 星から星へおしゃべりの旅 (第3次)
 初めての展示室体験。出発式の招待状を読み上げ、「青一色の世界を探しに行こう」と出発。最初の停車星でイヴ・クライン作品と対面。巨大な絵の中に人や街を見つけたり、図工でやった版遊びを思い出したりしながら、「作品なぞなぞ」を始めました。 ■次は、クレー「子供と伯母」の「形なぞなぞ」。ヨット、象、山、セロテープ、「え?どこ?」と僕こそ夢中です。みんな出題と同じくらい、当て合うのが楽しそうで、目がきらきら。 ■後半は、ひとり旅に出かけ、いいなと思った星(作品)のなぞなぞを出し合いました。次から次へ出題に来てくれる「作品なぞなぞ」は、どれもその子が見た世界であり、その子の中から出てきた言葉です。形を見つけるばかりではありません。登場人物の様子、絵柄の特徴、作品の雰囲気、大人の描き方の謎めいたところ―子どもたちは、なぞなぞの出し方をどんどん自分で開発していました。そのことを喜びたいと思います。
 
学校での授業: なぞなぞ美術館 (第1次) 7月13日 11時〜12時
 メッツァンジェの鑑賞シートをもとにした鑑賞の授業(濱口担当)と、「なぞなぞ美術館」と題した美術館紹介の授業(竹内担当)を行いました。

kyougi 研究協議:
  授業後、アトリエに30名の先生方がお集まり下さいました。授業で活用したクレーの鑑賞シートなどについて説明し、授業に関して意見交流を行いました。 ■昨年度の3年生が絵をもとにペア学習で作った「クレーの絵本」を、先生方にお願いして朗読していただきました。鑑賞シートの開発に込めた考え方―主体的に作品と向き合うための「鑑賞あそび」とも言える活動を、皆さん自身に体験してもらおうという意図でした。 ■美術館で初めての公開授業。まずは意見交流と考え、テーマを絞らずに進行しましたが、鑑賞をめぐる様々な質問やご意見も出されました。 ■鑑賞シートと、その「指導の手引き」のご案内をすっかり忘れてしまい大失敗です。ご覧下さい。
 
文責:竹内利夫(徳島県立近代美術館 主任学芸員)

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