佐野洋子(さのようこ)
1938年、北京に生まれた佐野洋子(~2010年)は、第二次世界大戦終戦後、中国から引き揚げて山梨で子供時代の3年ほど過ごした後、静岡で中学・高校時代を送ります。武蔵野美術大学のデザイン科で学び、デザイナーとして就職しますが、その後絵本作家となります。そして、数々の質の高い絵本を世に送り出しながら、エッセイストとしても大いに活躍しました。
2003年 紫綬褒章受章、2008年 巌谷小波文芸賞受賞。
2010年 72歳で他界。
主な作品
(絵本・童話)
『100万回生きたねこ』(講談社)
『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)
『すーちゃんとねこ』(こぐま社)
『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)
『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)
『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)
『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞) など
(エッセイ)
『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)
『役にたたない日々』(朝日新聞出版)
『シズコさん』(新潮社)
『死ぬ気まんまん』(光文社) など多数。
(小説)
『右の心臓』(小学館)
『北京のこども』(小学館)
『コッコロから』(講談社)
『私の息子はサルだった』(新潮社)