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| 「鳩のように」の詳細情報 | |
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| 作家名 | マックス・エルンスト |
| 作品名 | 鳩のように |
| 作品名(ヨミ) | ハトノヨウニ |
| 作品名(英字) | A LA MANIERE DES COLOMBES |
| 制作年 | 1955年 |
| 技法・材質 | 油彩 板 |
| 寸法 | 61.0×50.0 |
| 関連用語 | シュルレアリスム |
| 当館開催の特別展出品歴 |
亡命者の軌跡 アメリカに渡った芸術家たち コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ コレクション+αで楽しむシリーズ:文学 「美術を《よむ》」 開館20周年記念展 徳島県立近代美術館 名品ベスト100 〈遊ぶ〉シュルレアリスム 「ドイツ 20世紀 アート」−人・対話・みらい− 〜フロイデ! ドイツ・ニーダーザクセン州友好展覧会 開館35周年記念展 美術と野獣−人間の根源へ |
| 概要 | エルンストは繰り返し鳥を描いているが、この作品もその一点である。人間の上半身を描いた輪郭の中に、鳥が二羽配置され、人間の目と鼻を形づくっている。しかし鳩(はと)の戯画のような印象とはうらはらに、画面は不気味ささえ与える。全面に深い朱と紫が塗り込められ、絵の具の下から板の木目が浮き出て、濃淡の襞(ひだ)をつくっている。あたかも心の奥底の不安をかきたてるかのようだ。1920年代、エルンストはアンドレ・ブルトンらと共に、シュールレアリスムと呼ばれる芸術運動を起こした。近代化に伴う合理主義に反逆し、精神の異常や夢、幻覚など、意識下の非合理的な領域に着目することで、精神と人間自体の解放を目指したのである。この作品を私達が不気味と感じるのは、おそらく日常意識しない深層心理を垣間見させられるからだろう。その意味で、典型的なシュールレアリスムの作品であり、エルンストらしい作品だと言えよう。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年10月11日掲載) |
| よみもの |
徳島新聞連載1990-91 友井伸一 1991年3月7日
所蔵作品選1995 竹内利夫 1995年7月22日 |
| 所蔵者 | 徳島県立近代美術館 |
| 作品番号:1200007_000 、国外 、館蔵品、油彩画他 | |