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特別展 開館20周年記念展 名品ベスト100
2010年10月9日[土]-12月26日[日]
はじめに
徳島県立近代美術館の開館20周年記念展を開催いたします。
当館のオープンは、1990年11月3日。多くの方々に支えられて、開館20年を迎えることができました。まずこのことを、来館者やご協力いただいた方々とともに喜び合いたいと思います。
この展覧会は、20周年という節目にあたって、コレクションの成果をご覧いただけるよう準備したものです。
作品収集は、開館準備時代の1985年にはじまりました。以来今日までの25年間で4,000点を超える作品を収集し、二次資料を含めると約8,500点のコレクションに成長しています。本展はそのなかから、100点を厳選して公開するものです。先に行いました県民投票「あなたの名品ベスト1」で人気の高かった「ベスト20」作品をはじめとして、日本や海外の絵画、彫刻、版画の名品をご紹介します。
絵画では、ピカソやクレー、レジェ。横尾忠則、奈良美智、下村観山や髙山辰雄。彫刻では、荻原守衛、四谷シモン。ブールデルやジャコメッティ。あなたは、何点見たことがあるでしょうか。それらは普段、所蔵作品展で入れ替えしながら展示しており、一堂に会することはありません。ですが今回、当館が収集の柱とする3つのテーマ(20世紀の人間像、現代版画、徳島ゆかりの美術)から選んだ名品がはじめて勢揃いします。
ここでは、コレクションと展覧会の特徴をご紹介したいと思います。