本をめぐる実験
小西昌幸[北島町立図書館・創世ホール主査]
8月4日(日) 午後2時-3時30分
美術館講座室[3階]/申込不要/参加無料
美術館講座
「本をめぐる実験」の講師は、知る人ぞ知る博学、小西昌幸さんです。今回の展覧会にもご協力を頂きました。真夏の1日、小西さんの本をめぐる宇宙にご招待します。乞うご期待!
ご本人からのメッセージ
オブジェとしての書物の構造は、一般的には、函、カバー、帯、表紙、見返し、本文頁、奧付、しおりなどで構成されると思います。私はやや偏った形で好きな書物の世界に浸っている人間ですが、どういうわけか今回機会を与えていただきましたので、狭い見聞の中ではありますが、私なりに「本をめぐる実験」という主題にふさわしい本を選んでお話したいと考えています。
具体的には、カバーや帯の裏に印刷をしてある本、穴が開けられた本、小口をずらすと図像が浮かび上がってくる本、余白頁が続きそれ自体がトリックになっているミステリー、文字組みが特殊なSF小説などを持参して実物を見ていただきながらご紹介したいと考えています。それらの実験に接することで、書物の世界に少しでも広がりを感じていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。
講師:小西昌幸[北島町立図書館・創世ホール主査]
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