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特別展 宮城県美術館・三浦コレクションによる 
ヨーロッパ・ポスター芸術の開花
 アール・ヌーヴォーから20世紀初頭まで

 2009年4月25日[土]-6月21日[日]


ジュール・シェレ カンキーナ・デュポネ
ヨーロッパ・ポスターの黄金時代
  ヨーロッパで18世紀末に発明されたリトグラフ(石版画/平版)は、その自在な描写力によって印刷の世界に大きな展開をもたらしました。それは魅力的な挿絵として絵入り新聞などで多用されるようになり、やがて19世紀半ばに印刷物が世の中に大きな影響力を持つようになる要因の一つとなります。
   そしてそれは、アートの分野にも波及しました。とりわけ19世紀末を彩った芸術運動アール・ヌーヴォー*1などにおいて、版画やポスター芸術として花開き、トゥールーズ=ロートレックやミュシャ、ジュール・シェレなどの人気作家を輩出します。
  この展覧会では、19世紀末から20世紀初頭までのヨーロッパを席巻したポスターの黄金時代を、宮城県美術館が所蔵する「三浦コレクション」*2によってご紹介します。

 【図版】 ジュール・シェレ 〈カンキーナ・デュボネ〉 1895年 宮城県美術館蔵 

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