審査員写真

佐藤 憲治

Kenji Sato

地域文化コーディネーター

 


  

受賞された方、受賞されなかった方も先週一日みせていただいて本当に圧倒されました。

小さなお子様から年齢を重ねられた方、そしてアマチュアの方からプロ級の方まで、これをどう審査するんだ、という悩ましいところなんですけれども、山口さんがおっしゃられたように、表現する技術というのが大事だと思うんですけれども、このチャレンジとくしま芸術祭で重視するべきはやはりチャレンジ度、そのチャレンジ度っていうのは何かっていうとやっぱり熱意と想い入れかなと思います。

若い人は若い人なりにいろんなものをみたり聞いたり知ったり、して自分で考えて自分が表現したいもの、こんなもの良いと思う、美しいと思う、それを自分なりのスタイルで表現していくことファッションとスタイルという言葉がありますけど、ファッションというのは流行を追い求めることでも、そういうファッションではなくて自分で考え自分が良いと思うこと、そして自分で選び取ったものを表現していくその熱意と想い入れにつきるんじゃないのかなあと思いました。

もうここに出てくる次点で普通の人よりははるかにその熱意と想い入れがある方だと思うんです。

そのなかでも、審査員の独断と偏見で選ばせてもらった結果ということなんですけれども、本当に圧倒されました。

そして、もう一つ文化という仕事を長いことやってきたんですけど、その文化の非常に大事な役割というのは、人と人を繋げることかなと思います。

今回はグランプリ、準グランプリ共に団体なんですけれども、みんなが力をあわせて一つのことを表現する、本当に仲良く楽しそうにやってる、そういうところも心に響きました。

そして、一人で出られた方も、それに共感する人が出てくると思います。その人とは年月ではないつながりが生まれてくると思うんです。そういう文化の力というのも感じました。

みなさんのチャレンジする気持ちというのが街を変えるし、日本を変えていくんだなとい思いました。

ちょっと大げさですけど、そういう風に思いました。どうもありがとうございました。

 

 

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