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| 「狐と葡萄(ラ・フォンテーヌ寓話)」の詳細情報 | |
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| 作家名 | 長谷川潔 |
| 作品名 | 狐と葡萄(ラ・フォンテーヌ寓話) |
| 作品名(ヨミ) | キツネトブドウ(ラ・フォンテーヌグウワ) |
| 作品名(英字) | LA RENARD ET LES RAISINS( FABLES DE LA FONTAINE) |
| 制作年 | 1963年 |
| 技法・材質 | メゾチント 紙 |
| 寸法 | 35.4×26.4 |
| 関連用語 | 銅版画 メゾチント |
| 当館開催の特別展出品歴 |
コレクションでみる 20世紀の版画 開館20周年記念展 徳島県立近代美術館 名品ベスト100 イロのひみつ ― なにいろに見る? |
| 概要 | 日本版画倶楽部を結成するなど創作版画運動を推し進めていた長谷川は1918年単身渡仏、以後、死ぬまで一度も帰国することなく制作に打ち込み、フランスで巨匠としての地位を築いた。彼の最大の業績は、長く忘れられていたマニエール・ノワール(メゾチント)という銅版画の技法を復活させ、そこに現代の生きたいのちを吹きこんだことである。〈狐と葡萄〉もマニエール・ノワールによって制作されている。ラ・フォンテーヌの寓話集からヒントを得た葡萄とおもちゃの狐が、この技法独特のち密な表現と厳密な画面構成によって、古典的な品格を醸し出しながら描かれている。彼の作品には、洗練されたフランス的感性とともに、微妙な白黒の階調に東洋画に通じる要素を見いだせるが、古い技法を自己のものにしようとする長い誠実な探究によって、西欧とも東洋とも言いがたい独自の作風を生み出した。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年10月11日掲載) |
| よみもの | 20世紀の版画展 友井伸一 1997年4月12日 |
| 所蔵者 | 徳島県立近代美術館 |
| 作品番号:1130384_000 、国内 、館蔵品、版画 | |