作品詳細情報
「女性立像」の詳細情報
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作家名 アルベルト・ジャコメッティ
作品名 女性立像
作品名(ヨミ) ジョセイリュウゾウ
作品名(英字) FEMME DEBOUT
制作年 1952年
技法・材質 ブロンズ
寸法 49.0×9.5×17.0
当館開催の特別展出品歴 コレクション+αで楽しむシリーズ:文学 「美術を《よむ》」
開館20周年記念展 徳島県立近代美術館 名品ベスト100
〈遊ぶ〉シュルレアリスム
思い出のアルバム ―人生を語るユニバーサル展示
概要 ジャコメッティは、スイスの小さな山村スタンパに生まれ、フランスのパリで制作した彫刻家、画家である。彼の作品は、この〈女性立像〉にみられるような細く、鋭く削られた人間像の表現を特徴としている。ジャコメッティは学生時代、目に見えるものを見える通りに表現することに絶望し、想像力を重視する作品を制作した。この細い人体の表現は、彼がキュビスムやシュールレアリスムを経て到達した独自の世界なのである。〈女性立像〉は、彼が51歳の最も充実した時期の者であり、主要な作品の一つとして知られている。この表現が意味するものは、人間社会の疎外感である。人間の身体が少しずつ削られていき、最後は骨のようになった姿は、現代社会の心のさまを象徴的に表している。さらに彼は、この細長い体の中に、人間実存の意味を凝縮している。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年06月14日掲載)
よみもの 徳島新聞美術へのいざない 友井伸一 1994年9月22日
美術館ニュース 友井伸一 2000年12月
所蔵者 徳島県立近代美術館
作品番号:1220004_000 、国外 、館蔵品、彫刻・立体
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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