「日本近代彫塑入門 荻原守衛と朝倉文夫展」の詳細情報 | |
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名称 | 日本近代彫塑入門 荻原守衛と朝倉文夫展 |
期間 | 1999年4月17日(土)~1999年6月27日(日) |
展覧会場 | 展示室3 |
展示作品数 | 66 |
概要 | 明治時代、西洋文化の導入にともなって、日本の彫刻にも、これまでの木を彫っていくような刻出の手法とは違った、粘土などを付けていくことにより形を作る彫造の技術がもたらされました。これにより立体的な作品に対する呼び名をして、「彫」と「塑」を合わせた「彫塑」(ちょうそ)という言葉が用いられるようになりました。 この日本近代の彫塑を語る上で、荻原守衛(おぎはら もりえ 1879〜1910)と朝倉文夫(あさくら ふみお 1883〜1964)は、最も重要な作家たちです。荻原は早逝するものの、西欧近代彫塑の巨匠・ロダンの流れを汲む自然主義的なロダニズムの中心作家として、その後に続く作家たちに大きな影響を与えました。また、朝倉は古典的な技術系アカデミズムの中心作家として、彫塑界に影響力を保ちながら長く活躍することとなります。 この展覧会は、原型が重要文化財に指定されている作品2点を含む、荻原の現存の全彫塑作品と、朝倉の文部省美術展覧会受賞作品を中心とする初期の代表的な作品などを併せて展示し、荻原と朝倉の作品を率直に比較することにより、日本近代における彫塑の本質を紹介しようとするものです。 |
テーマ名称 |
初期 文部省美術展覧会 肖像と小品 その後 絵画 |