徳島のコレクション 2017年度第1期

2017.4.29 SAT - 2017.7.17 MON
県立近代美術館では、これまでに収集した作品を所蔵作品展で紹介しています。所蔵作品展は、作品の収集方針に則った「20世紀の人間像」「現代版画」「徳島ゆかりの美術」の3つのコーナーと、その時々に設ける「特集」コーナーで構成されています。今期の特集は、「新収蔵作品を中心に」です。


■ 特集 新収蔵作品を中心に
■ 20世紀の人間像
■ 現代版画
  50年代の版画(4月29日[土・祝]−5月21日[日])
  60年代の版画(5月23日[火]−6月18日[日])
  70年代の版画(6月20日[火]−7月17日[月・祝])
■ 徳島ゆかりの美術

【特集 新収蔵作品を中心に】
 今回の特集は、このたび新たにコレクションに加わった作品のお披露目です。
昨年度に当館では、このところ国際的な評価を高めている韓国の作家・ユン・ソクナム(尹錫男)の作品、現代美術作家・大西伸明の独自の技法による版画、徳島ゆかりでは、伊原宇三郎の洋画、中川健と三木文夫の日本画を収蔵しました。これらを既に収蔵している作品とあわせてご紹介します。(作品保護のため、6月5日に展示作品を一部入れ替えます。総出品点数18点)
【20世紀の人間像】
 「20世紀の人間像」は、変革期となった明治以降の美術を、「人のかたち」を手がかりにして楽しんでいただくことができるテーマです。ここでは、所蔵作品を代表するピカソやクレーなどの絵画を展示するほか、「かたまり」「ひろがり」「うごき」をキーワードに彫刻作品をご覧いただきます。(出品点数21点)
【現代版画】
「50年代の版画」 会期:4月29日(土・祝)〜5月21日(日)
「60年代の版画」 会期:5月23日(火)〜6月18日(日)
「70年代の版画」 会期:6月20日(火)〜7月17日(月・祝)
 戦後の復興期から高度成長の時期にかけての、日本の版画作品を、年代を分けて紹介します。(総出品点数61点)
【徳島ゆかりの美術】
 徳島県の美術館として、本県出身作家の作品、県外の作家による徳島の風景や風物を表した作品を、力を入れてコレクションしています。ここでは、伊原宇三郎(いはら   うさぶろう)の油彩画、日下八光(くさか はっこう)の日本画、三宅克己(みやけ こっき)の水彩画などをご紹介します。春から夏にかけての風景画も展示します。(作品保護のため、6月5日に展示作品を一部入れ替えます。総出品点数20点)

このほかに、美術館ロビー、屋外展示場、彫刻の小径に12点を展示します。
・都合により内容が変更になる場合もあります。

【会期】2017年4月29日[土・祝]- 7月17日[月・祝]
【会場】美術館 展示室1・2 他
【主催】徳島県立近代美術館
【休館日】毎週月曜日(休館日が祝祭日の場合は、その翌日)
【出品点数】132点→出品リスト


展覧会に関連した催し


【ポイント解説 新収蔵ユン・ソクナム−屋根板の作品】
 2017年4月30日[日] 14:00〜14:20 展示室(2階)
【レクチャー ユン・ソクナム−韓国社会を見つめて】
 2017年5月28日[日] 14:00〜15:00 講座室(3階)
【展示解説 20世紀以降の彫刻表現】
 2017年6月25日[日] 14:00〜14:45 展示室(2階)
【こども鑑賞クラブ 新しいコレクション】
 2017年7月1日[日] 14:00〜14:45 展示室(2階)
【レクチャー 大西伸明の版画テクニック −スループリント】
 2017年7月9日[日] 14:00〜15:30 アトリエ(3階)