皆さん大変お疲れ様でした。受賞された皆さん、大変おめでとうございます。
イベントプランナーをしている、加藤と申します。
イベントプランナーという仕事の特性上、だいぶこのイベント、押し押しでは
ないのかなあとちょっと気にしております。いけるんでしょうか?
大丈夫、はい、じゃあ、一組ずつ、皆さんに私の思ったことをお伝えしたいと思います。
一番最初のAのGyuU&Dachs(ギュー&ダックス)さん、オープニングに体操を取り入れて
お客様を引き入れることに大変感心いたしました。衣装も目を引くカラーリングで、
お二人で剣を使った二曲目はポップな曲調にもかかわらず、独特のテンポを保ち舞う姿が大変印象的でした。
Bのシルク・ドゥ・ジョングルールさん。お二人の漫才形式で進める進行方法は見る人を飽きさせない
工夫だと思いまいした。ジャグリングやマジックのスキルに魅了されながら、拝見しました。
コーンでのジャグリングは大変びっくりしました。
Cの阿波高校ダンス部1年さん、11人でピエロのメイクを施し、マイムからのスタートにワクワクしながら
見ました。踊りの構成もよく工夫されていて、見飽きない展開で、ジャケットを脱いでの衣装チェンジも
効果的に組み込まれていました。踊りのストーリーが観る側によく伝わり素晴らしい出来だと思いました。
Dの藤田春さん、毎年独特な雰囲気とオリジナリティあふれるサウンドボーカルに魅了されています。
今年は特に3曲目に演奏された「愛再来」ですかね、ギターのホールをパーカッションのように使って、
非常に独特な演奏方法にチャレンジされてるなあという印象を持ちました。
Eのときめきダンスカンパニー四国さんは、お二人でのコンテンポラリーダンスは確かなダンスの力と
中学3年生とは全然思えない表現力で終始魅了されました。構成力も大変見事で、見る側にも伝えたいものが
的確に伝わったと思います。
Fの阿波高校ダンス部2年さん、おめでとうございます。
9人で踊られたホラー的なダンスはストーリーも曲構成も
見事で、衣装等もダンスのコンセプトに合わせ、細部まで心遣いがあり大変関心いたしました。
ちょっとだけ、曲の合間が長いかなあと思ったんですけども、
それを忘れさせるぐらいの皆さんのパワーで非常に圧倒されました。
おめでとうございます。
Gのカツオブシマシーンさん、私は去年もぜひ入ってほしかったんですけども、去年は選に漏れてしまいまして、
今年やっと取っていただいて、本当におめでとうございます。
キーボードとギターで3曲披露して頂きました。近年は毎年出場されているのですが、今年はアンサンブルが
例年になく良く感じました。演奏されているお二人の楽しさが伝わり、曲のアレンジも非常に心地よく聞き入る
ことができました。もう一度言いますが、私個人的には2年連続でお気に入りのチームです。おめでとうございます。
Hの山口和也さん、エモーショナルな一人芝居を上演し、独自の演劇スタイルを確立し、他者を寄せ付けない
世界観の構築は、チャレンジされていると大変思いました。一人芝居なので相手の設定と、他者の設定との間合いなど、
少し研究されると、芝居自体に見る側の想像をかき立てる幅ができたのじゃないかなあと思いました。ただ一人芝居って大変
難しいと思いますので、ぜひどんどん、ネタも詰まるでしょうけど色々チャレンジして欲しいと思います。
IのプランBさん、5人組の世代を超えたヒップホップダンスで、特に男性の2人のダンスがお上手で見入ってしまいました。
全員で5人組で男性2人、女性3人だったと思います。黒の衣装でそろえ、視覚的にまとまりがあり見やすかった
と感じました。もう少し曲を長くしてもらって、それを見たかったなあという印象もあります。
JのときめきGOLDさん、3人でストーリー性のある素晴らしいダンスを見せていただきました。
舞台のセンターに大きな椿の木があったんですけども、その木の存在感が大変強いにもかかわらず、ダンスと非常に
上手く同化していて、一つのアートとして見ることができました。
出場した中で、空間を一番上手く使っているなあという印象を持ちました。
Kのタルト・タタンさんはピアノと朗読とパペットの3人で物語を進行させていくスタイルで、ストーリーテラーの役割は、
朗読の方が担当するのが通常なんですが、いい意味で三人の主張が前に出てきていて全体で物語を進めていくというバランスが非常に良かったと思います。
LのJugger A→Gさん、おめでとうございます。ジャグリングを日常の中に溶け込ませる物語性が強い構成で
ジャグリングとパントマイムをうまく組み立てて作られており、お客さんを引き込む力は、
最初に拍手はいらないとおっしゃっていたんですが、思わずお客さんが拍手したくなるような感じで、
見入ってしまうすごい引き付けた力があったと思います。おめでとうございます。
Mのいとう優歌さん、環境音の中で演奏するスタイルが、いつの間にか音の主従の逆転、
意図としてどちらがどっちかはわかりませんが、演奏のほうがメインだと思うんですけど、
横で流れる環境音のほうがメインになるんじゃないかと、それが逆転していくっていう印象を受けまして。
演奏がメインであるはずなのに、環境音に耳が行ってしまうということが、
体感として面白く感じました。非常に印象に残っています。
Nの斉藤 尞・劇団オヒトリさまさん、語りと歌で繋ぎ、テーマを繋いでいくストーリーのある、
なんかストーリーがあるんですけど、オムニバスを見ているような感覚でした。
BGMもなくいわば漫談状態ですることが大変難しいと思うんですが、非常によく伝わってくることがあったと思います。
Oの勝浦お手玉演武の会の皆さん、おめでとうございます。非常に懐かしい感覚を覚えました。
7人で曲に合わせて一斉にお手玉をされており、そろいのハッピを着て特に激しい動きがあるわけでもないんですが、
不思議に見入ってしまう、なんだか不思議な空間でした。勝浦の地元の曲なんかを使われておりチャレンジという名に
ふさわしいパフォーマンスだったと思います。おめでとうございます。
Pの徳島市立高等学校 ダンス部さん、目まぐるしく曲が変わって、目まぐるしい衣装チェンジ、
それぞれのコンセプトにそったダンスを非常にテンポよく進行させて、大団円のフィナーレは圧倒される勢いがありました。
良くも悪くも非常にまとまっていると思います。何かもうちょっと、先ほど山口さんがおっしゃっていたような
パッションみたいなものが伝わってくると良かったのかなあと思います。
QのCHARMEさん、お二人でストーリー系の衣装で合わせて、ビートの効いた音楽でヒップホップダンスを踊られていました。
少し曲調が平坦な感じがしましたが、合わせる振り付けの部分はよくシンクロされており好感を持って見させていただきました。
Rの匿名Aさん、おめでとうございます。一人で踊っているとは思えないほどの圧巻のカラーガードパフォーマンスでした。
旗を使う演舞もさることながら、他のダンスも表現力があふれるほどあり、まさに釘付けになってしまいました。
構成も演出もお一人でされているということで、演出するということは、俯瞰する力、外から自分を見る力というのがあるという、
その能力の高さに大変驚きました。もう一度見てみたいと思う演舞に出会えて一週間近く経っても、大変大変大変感動しております。
体力的には大変だと思いますが、長編のロングバージョンも見てみたいです。
ぜひリサイタルをどこかでしてください。よろしくお願いいたします。
皆様大変お疲れさまでした。








