審査員講評

J U D G E C O M M E N T

2020年1月26日(日曜日)15:00より、フリースペースチャレンジとくしま芸術祭2020表彰式が徳島県立近代美術館ロビー(2階)にて開催され、受賞者の発表とともに審査員の皆さんによる講評が発表されました。下記の各審査員名をクリックまたはタップすると、各審査員の講評をご覧いただけます。※ 表彰式に出席した審査員のみとなります。

審査員

展示部門

中村章人



中村章人

徳島県立近代美術館館長 ※展示部門審査員長

それでは展示部門の講評を申し上げます。
今回は40組の皆さんに出品をいただきました。
作品は力作揃いでございまして、例年と同様に審査は難航しましたが、午前中になんとか審査員の意見がまとまったところでございます。それでは順次受賞理由を発表させていただきます。

まずはグランプリの｢早渕太亮｣さん。
中をのぞき込むと夜の世界がどこまでも続いているという意外性に加えて、その再現度の高さに心を動かされた。こういった点が評価されたところです。

次に準グランプリの｢West Rick｣さん。
展示空間全体を表現の場として活用していた。また、細部にわたって作り込まれた作品からは、費やした時間や労力が想像された。このような点が評価されました。

次にチャレンジ奨励賞の｢タケダナオユキ｣さん。
鑑賞者が壁面に貼った多数のシールと、自身の絵画が調和し、見応えのある作品空間ができあがっている、このような点が評価されました。

続きまして同じくチャレンジ奨励賞の｢ALYSSA｣さん。
異文化で育んだ感性により、伝統にとらわれずに創作を行っている。今後も表現の多様性の幅を広げてほしいという期待を込めて、受賞となりました。

続きましてチャレンジ奨励賞の｢ハルトメイト｣さん。
こども二人の作品をお母さんが構成し、ひとつの作品を作り上げるという手法から、温かい家族の姿が見えてくる。このような点が評価されました。

最後にMIP賞の「i’m girl.｣さん。
対照的な作風の２人がそれぞれ独自の美的感性を表現している。今後の活躍に期待するということで、今回受賞となりました。

受賞理由については以上でございます。受賞された皆さんには今回の受賞を契機といたしまして、今後とも技術や表現力にさらに磨きをかけていただいて、今後もすばらしい作品を生みだされることを期待しております。
また今回惜しくも受賞を逃されたかたにつきましても、優れた作品が多数ありました。今後も果敢にこのチャレンジ芸術祭に挑んでいただければと思います。以上私のほうからの講評とさせていただきます。

徳島県立近代美術館館長 ※展示部門審査員長
内藤隆



内藤隆

鳴門教育大学教授

受賞されたみなさん、本当におめでとうございます。館長が述べられたとおり、みなさんの｢これから｣を楽しみにしております。なので、いよいよがんばってほしいと思います。

賞を取っていない方もとても惜しかった。審査が午前中にありましたが、討議がかなりあって、｢この人、良い作品だったな｣と思いつつも、残念ながら賞からはずれてしまった人がいます。その中から、｢僕が推してる｣という形で、ご紹介したいと思います。

｢消っしーほりえ｣さん。屏風がとっても良かったです。毎年出して頂いていますが、どんどん作品がステップアップしているように感じます。

｢海北雅史｣さん。この方は、パンフレットには｢30㎝くらいのものしか作ったことがない｣と書いてありましたが、それで、いきなりあれを作ったのか。面白いことをしてくれたなと感じました。美術系の大学では、リスクがあってもとにかく作ってしまうという人がいますが、そういう人たちの作品は熱量があって面白いんですよね。同じ様なパワーを感じました。

｢工藤遥｣さん。風に当てると音が鳴るというハープを作っていらっしゃいましたが、風に当てて音を聴いてみたかった。実際の音の映像が展示空間にあればもっと推せたんだけど、と思います。

｢spice and｣さん。4カ国語の書で人間愛、平和を伝えていました。良かったと思います。

｢益井正樹｣さん。彼は実際に展示会場で声をかけてくれて、話を聞くことができたのですが、その技術と工夫、そして、エコの観点。メッセージボードも書いていらっしゃって、それらすべてを含めて素晴らしかったです。

私からは以上です。受賞されたみなさん、おめでとうございました。

鳴門教育大学教授
佐原理



佐原理

徳島大学准教授

みなさんこんにちは。受賞された方、おめでとうございます。受賞されなかった方も、私も今日は朝から会場にいて、例えば、｢微澄｣さんは、｢私の作品はどうですか？｣と聞いてくれたりして、会場に作家さんがいて、自分の作品を通して自分の意見を交換している姿がとても良かったです。

受賞されたみなさんの中で、｢i'm girl.｣さんは、｢a｣も｢the｣も付かないのは、意図してのことですか？(｢はい｣という返事)やっぱり。作品のタイトルを見て、われわれも｢こういうタイトルを付けているということはこういう意味があるんじゃないか｣と色々と深読みをしました。やっぱりその通りでしたね。

今回われわれは3時間くらいかけて、じっくりとひとつひとつの作品に対して｢ここは評価していいんじゃないか｣と話し合い、突き詰めていきました。今回のチャレンジをどういうふうにチャレンジとして捉えたかというと、例えば｢ALYSSA｣さんは、6年前にオレゴン州から徳島にやって来て。置いてくださっている名刺を見ると、ダルマにペイントしていたりして、僕らの感覚では怒られそうなんだけれど、新しい風を吹かせてくれているなあということが面白くて、受賞に至っています。

その他のみなさんの作品を見ても、クオリティが高いのはもちろんのこと、作家さんもいれば会社員の方もいる、いろいろなバックグラウンドを持つ方々が、自分の思いを素直に表現してみたり、時には意見が対立するようなことをぶつけてみたり、そういったチャレンジができる場であることが、素晴らしいなと思います。

では、皆さん、また来年もぜひぜひチャレンジして、素晴らしい作品を見せてください。受賞された皆さん、本当におめでとうございます。

徳島大学准教授
大和たきみ



大和たきみ

フリーアナウンサー

皆さまこんにちは。そして受賞された皆さん、本当におめでとうございます。専門的なお話は先のお二人にしていただいたので、私からは講評に代えて少し個人的な体験の話をさせてください。

私の美術館デビューは小学生の時で、家族で倉敷の大原美術館に行ったときでした。たくさんの名画のなか、私の心を動かしたのが、｢黄色い面｣という作品でした。それは一面真っ黄色の画面に、突起が並んでいるという、それだけの作品だったのですが、小学校低学年の私に強烈な印象を残しました。そのときはそれがどんな感情なのか、表現する言葉を知らなかったので、ショックという言葉を使っていた気がしますが[芸術って、こういうのもアリなんだ。何でもいいんだ。チャレンジなんだ。｣と幼いながらに感じたんだと思います。倉敷からの帰り道、私は両親にずっと「黄色い面」の話をしていたそうです。

チャレンジとくしま芸術祭で皆さんの作品を見ていると、その｢黄色い面｣が頭に浮かんできます。あのとき受けた衝撃を、皆さんの作品を見ていると思い出すのです。作品を見たことを、何年経っても覚えている。何かあったときに思い出す。強烈な印象。それはとても大切なことだと思います。そして、チャレンジこそその原点で、そういった作品と毎年出会える、このイベントはとても貴重だと思います。ですから、これからも参加される皆さんには自分なりに自由にチャレンジした作品を作っていってもらえたら嬉しいな、そして私もそういう作品から刺激を受けたいな、と思っています。

チャレンジとくしま芸術祭は今回で11回目、これからもまだまだ続いていくということなので、これからもそういうチャレンジ精神に溢れた作品に出会えることを期待しております。

フリーアナウンサー
吉川神津夫



吉川神津夫

徳島県立近代美術館上席学芸員

受賞者のみなさん、おめでとうございました。私は今まで展示室でみなさんの展示作業を手伝う役目だったのですが、今回初めて審査員を務めることになりました。審査員になってみると、見方が変わってきました。

この芸術祭は抽選さえ通れば誰でも展示することができ、または上演することができる、となっています。ただ、それが言葉として軽すぎるんじゃないかと思います。例えば、家で一人で絵を描いていたり、音楽を奏でている人、たくさんいると思います。そういう人がこの芸術祭で作品を発表するとなると、そこに大きな飛躍があります。誰もが飛躍するわけではない中で、参加者の皆さんはこの芸術祭に応募した時点で大きなチャレンジをしていらっしゃいます。

しかし、難儀なのがこの空間ですよね。まず天井は高い、そして幅は5メートル以内という決まりがある。フリーだということですが、これはフリーというより、逆に参加者にとって物理的にというよりは精神的な制約になってしまっているのでは？と感じました。だから別に5メートルいっぱい使わなくても、小さな作品をもっと凝縮して見せるとか、逆にたった1つの作品をどう見せたら効果的か、とか、ちょっと工夫すればもっと良くなる、そういった作品が今回はとても多かったと感じています。

また、言葉が気になりました。自分の作品を伝えたいとなると、説明を出したくなる。それをどのように出すか、ということについてです。例えば作品の説明をするパネルを大きく出してしまうと、本当に見せたいはずの作品を際立たせることはできません。そういったことにもっと気をつければいいのに、と感じることがありました。受賞者の中でも、例えば早渕さんの作品は、中をのぞき込む指示書きが台の上にありましたが、それを壁に離して、赤いカーテンがスッと立っているだけの方が良かったように思うんです。

また、私も10年以上チャレンジ芸術祭を見てきましたが、その初期の頃によく見られた｢過剰系｣の作品があります。今回、狂気とまではいかなくても、過剰なほどの何かを感じられて、懐かしいなと感じたのが、i'm girl.さんです。

初めて出品された方、また受賞された方の中にも、やってみてここがうまくできなかったな、と感じることもあったと思います。それをステップにして、また来年もチャレンジして頂きたいと思います。

徳島県立近代美術館上席学芸員

≫展示部門作品

パフォーマンス部門

脇田亮



脇田亮

文化の森振興本部長･徳島県立二十一世紀館
※パフォーマンス部門審査員長

パフォーマンス部門の受賞理由について、私のほうからは総評的に申し述べさせていただけたらと思います。
あとはそれぞれの各委員さんのほうから、また個々の講評があろうかと思います。

まずグランプリの｢劇団　夢創｣さん、
笑顔で楽しそうに、自信を持って演じていることが伝わってきた。自然体でさわやかな印象を受けた。以上が受賞理由です。

次に準グランプリの｢yayo｣さん。
自分の技量を精一杯使い、等身大の表現に真摯に取り組んでいる姿勢が共感を呼んだ。このような点が評価されました。

次にチャレンジ奨励賞の｢だいきち｣さん。
日本に古くから伝わる手品・奇術の「手妻」（てづま）に着目し、工夫と探究心のあとが見られた。未熟な点もあるが、みずみずしい将来性を感じた。以上が受賞の理由です。

続いてチャレンジ奨励賞の｢手話カフェ“ゆびっち®”｣さん。
手話で表現することを共に楽しもうとする姿勢に、好感と可能性を覚えた。手話の楽しさを感じさせてくれた。以上の点が評価されました。

最後にＭＩＰ賞ですが、残念ながら今回は該当なしとさせていただきます。
以上でございます。ありがとうございました。

文化の森振興本部長･徳島県立二十一世紀館
※パフォーマンス部門審査員長
増田篤志



増田篤志

四国大学短期大学部教授

こんにちは。私は今回初めてチャレンジとくしま芸術祭の審査をさせていただきました。前回までFMびざんの山口さんが務められていました。私はこういう場で優しい表現で講評することが不得意なので、お引き受けするかどうか迷ったのですが、前任の山口さんからどうしてもと伝えられ、お引き受けすることになりました。

最初に全体的なことを申し上げたいと思います。この要項にも書かれてあるとおり、これはチャレンジとくしま｢芸術祭｣です。発表会や町内会、学芸会ではないのです。この芸術祭が11回続いていることは存じております。その上でこのイベントをもっと芸術祭らしくしていこうと考えたとき、いくつかの課題が考えられます。まず、応募される方をもっと広く募ること。例えば高等学校や大学など、音楽の分野であれば、部活やバンド活動をしているところに、こういうイベントがあるんですよ、と伝えること。もう一つは、県外の音大や音楽系の大学に進学した人に、高等学校の先生からパンフレットを送ってもらう。ふるさとでこういったユニークな芸術祭があるんだよ、ということを知ってもらう。中央ではできない面白いこと、担当の教授が見ていないからこそできるユニークなことを、ここでしてもらったらもっと盛り上がるんじゃないかなあと強く思います。

そして、私からは音楽に関する団体様の感想といいますか、もっとこうしたらいいんじゃないかなあというアドバイスをお伝えします。

Cの｢AWA Singing Sparrows｣さん。モニタースピーカーを通常は前に置いてくれているのですが、それが無いなか、また、ピアノも後ろにあってピアノの音もコーラスにしっかり聞こえない、ピアノの先生にもコーラスの声がよく聞こえない、そのような中で大変よく演奏できていたと思います。特に、イングリッシュ・ディクション(歌詞の独特の発音)特に子音の発音が良くできていたと思います。

Fの｢藤田春｣さん。とても小さな音で演奏されていたんです。ハウリングを回避するという意図もあったのでしょうが、それが功を奏して、独特の雰囲気となっていました。昭和の場末の居酒屋さんの流しの雰囲気、一杯飲みたくなるような風情のある演奏で、良かったと思います。

Iの｢MOMO BAND｣さん。それこそ大変だったと思います。舞台中の音がどんな状況かと思い前方に確認に行ったのですが、ドラムの場所では他の音が全く聞こえない中で、リズムをよく保って演奏されていることに感心しました。ボーカルの音程がやや不安定で、このこともモニターの影響かと思われますが、どのような状況でも正しい音程表現ができるよう研鑽してください。

Lの｢劇団　夢創｣さん。グランプリをお取りになり、総評にもありましたのであまり詳しくは申し上げませんが、全体の中ではそつなく表現および演奏されていたと感じます。ただ、上には上がいます。中央に行けばもっといろいろな団体がありますので、さらに頑張っていただきたいと思います。私は阿南出身なのですが、残念ながらこの劇団を見るチャンスが今までありませんでした。今後機会があればぜひ拝見したいと思います。子供たちの声量や表情が、自然であったことは素晴らしかったと思います。

Nの｢ハーモニー佐古｣さん。若々しい声を聴かせて頂いたと思います。コーラスを愛する人たちが近くにいるという羨ましい環境です。バランスは良かったのですが、最初のカホンと歌のテンポが合っていなかったのが残念でした。

私の方からは以上です。みなさん、先週は長い時間お疲れさまでした。

四国大学短期大学部教授
森惠子



森惠子

公益財団法人阿波人形浄瑠璃振興会会長

本日受賞された皆さん、本当におめでとうございます。受賞されなかった方も、チャレンジしてくださったみなさん、本当にお疲れさまでした。

抽選に当たってからいろいろ考え直して組み立てていったという方もたくさんいらっしゃると思います。そのチャレンジする心というのを大事にしたいのがチャレンジとくしまだと私は考えております。そのチャレンジ精神というのを一番に考えて選考させていただきましたけれども、考えれば考えるほど、いろいろ伝わってくるものがあって、点数を付けるということがこんなに難しいものなのかと改めて思った次第です。

みなさんのチャレンジが、この芸術祭を支えていると思います。全員に賞を差し上げたい思いでしたので、来年以降もぜひチャレンジしていただいて、この芸術祭を盛り立ててほしいと思っております。本当にみなさん、お疲れさまでした。

公益財団法人阿波人形浄瑠璃振興会会長
カタタチサト



カタタチサト

ダンサー･演出家

受賞された皆さん、おめでとうございます。｢私たち、パフォーマーなのに・・・まっすぐ立っているだけなのはつらいのよね〜｣って思っていませんか?ちょっと、皆さんがパフォーマンスの時にした、一番の決めポーズやってみてください！ポーズ〜〜!(拍手起こる)

私もこのチャレンジとくしま芸術祭のパフォーマンス部門に出場したことがあります。当時は徳島に来たばかりで、こんなチャンスがあるんだ!と思いました。私は電話で｢私、プロですけど出場してもいいですか?｣って聞いたら、｢いいですよ｣って。プロの人も出ていいし、逆に何もやったことがない人も出ていい、チャレンジしていいんですね。

ここのスタッフの方たちが本当に総出で支えてくれます。だから、もっと貪欲に、もっとこんなことをやってみたいな、表現してみたいなということを、ひとつひとつ伝えて、ここで見せてほしいと思います。

私たちは展示ではなくパフォーマンスです。生きている人間の体が生きている人間の前で、生きている時間をいただいて表現する。それは、演じる方も必死だし、見る方も必死なんだけど。演じる人、躍る人、歌う人、そして観る人、生きている体が生きている体と交感できる、それがパフォーマンスです。

私は、話すのは得意ではないですけど、そのパフォーマンスの魅力をもっと知ってほしいなと思っています。そういった時間や空間をここにいる皆さんが一緒に作り上げていってるんですね。ぜひ、色々のパフォーマンスを生で観てほしいです。

たくさん見られたら、それだけで磨かれていきます。まずは未熟でも練習が足りなくても（笑）、見られるということで磨かれていくから。表現したいことをパフォーマンスにして、チャレンジしていく、それを観て育てていきましょうよ。そういうイベントになればいいなと思っています。

最後になりますが、私は｢ダンスボンボン｣という、色々なジャンルのアーティストやパフォーマーたちと作品を創るという活動をしています。受賞された方も逃した方へも、それぞれの方に何らかのアドバイスができると思います。｢もっと、なんとかしたいんだけど、どうしたらいい!?｣と思ってる人、貪欲に、ぜひあとで聞きにきてください。ありがとうございました。

ダンサー･演出家
橋本真味



橋本真味

徳島新聞社事業局地域連携推進室

皆さま、ご受賞おめでとうございます。惜しくも受賞されなかった方々も、たくさんのチャレンジを見せていただき、ありがとうございました
。出場者の中には、「10年ぶりに舞台に立ちます」という人や、「グループを結成して初めてのステージです」という人、「毎回違うものを披露しています」という人など、それぞれに挑戦のカタチがありました。こういった方々が徳島にいらっしゃることを知り、個性豊かに表現なさる姿を拝見し、大変心強く、明るい気持ちになりました。

徳島出身のある起業家の男性から言われた、印象的な言葉をご紹介します。「人が集まる賑やかな場所からしか、新しいものは生まれない」。これは起業に限った話しではないと考えます。このチャレンジとくしま芸術祭の出演者、あるいは展示部門の出品や観覧者の皆さんが出会い、交流することで、コラボレーション作品が生まれるなど新たな何かが生まれれば素敵だと思います。この場所が、チャレンジを続ける人と人をつなぐ、そういう場になっていくよう願っています。
出場者の皆さま、舞台を整えてくださった関係者の方々に改めて感謝申し上げます

徳島新聞社事業局地域連携推進室

≫パフォーマンス部門作品

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