徳島市出身


  

廣島晃甫「紫陽花」作品画像

大正末から昭和初期、30歳代後半から40歳代の晃甫は、帝展の委員や審査員を務めるなど画壇での地位も上がりはじめます。この頃は、多彩な表現を見せています。

個性的なインド風の女性や癖のある平安風俗の男女を描いたかと思うと、二羽の鳩にやさしい視線を注いだ〈双鳩〉を表すなど、幅の広い表現を試みました。