作品詳細情報
「蓮」の詳細情報
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作家名 廣島晃甫
作品名
作品名(ヨミ) ハス
作品名(英字) LOTUS
制作年 1939年
技法・材質 絹本着色 額装
寸法 124.1×185.5
画像情報 作品画像1
当館開催の特別展出品歴 美術の国徳島 1昭和の文展、帝展作家
廣島晃甫回顧展−近代日本画のもう一つの可能性
概要 徳島市で生まれた廣島晃甫は、東京美術学校(現在の東京芸術大学)に学び、戦前の帝展や文展で活躍した日本画家である。また一時期、長谷川潔らと日本版画倶楽部を結成するなど、版画家として活躍したことも忘れることはできない。1919年にできた帝展の第一回展、二回展で連続して特選を受賞。一躍注目され、以後、帝展審査員、文展審査員なども歴任した。これは、1939年の新文展に出品された作品で、赤い花をつけた蓮が表されている。細い茎で支えられた大きな葉が、さまざまな表情で寄り添い、茎と茎が複雑に重なり合った様子を捉えている。当時の日本画界には、洋画の写実的な手法を洗練して日本画に生かす傾向があったが、これはその流れのうえで試みられたものといえる。花鳥画を好んで描くようになった晃甫の昭和初期の作風を伺ううえでも意義深い。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年12月16日掲載に一部加筆)
よみもの 徳島新聞連載1990-91 森芳功 1991年8月8日
所蔵者 徳島県立近代美術館
作品番号:1110001_000 、国内 、館蔵品、日本画


作品画像1

禁複製 徳島県立近代美術館
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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