作品詳細情報
「ある種の関係」の詳細情報
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作家名 池田満寿夫
作品名 ある種の関係
作品名(ヨミ) アルシュノカンケイ
作品名(英字) A CERTAIN RELATION
制作年 1966年
技法・材質 ドライポイント、ルーレット、エングレーヴィング 紙
寸法 45.5×41.0
関連用語 エッチング   銅版画   
当館開催の特別展出品歴 コレクションでみる 20世紀の版画
開館20周年記念展 徳島県立近代美術館 名品ベスト100
概要 池田満寿夫は、版画の制作だけでなく、絵画、陶芸、小説、映画など多様な活動をみせている。しかし、かれの芸術家としての原点が版画にあることはまちがいない。1960年の東京国際版画ビエンナーレで文部大臣賞を受けた後、国内外の展覧会で受賞を重ね、1966年にはヴェネチア・ビエンナーレで版画部門国際大賞を受賞し、今に続く華々しい活躍の地歩を築いた。<ある種の関係>は、大賞受賞作の一つである。この作品は、銅版画の技法のなかでもドライポイントとルーレットを主体としている。ドライポイントでは鋼鉄製の針で直接、銅板に描画するため、描画された線に沿って細かいささくれができる。彼は、そのささくれがつくる味わい深い線とルーレットによる色面を組み合わせながら、現代の人間を諧謔(かいぎゃく)味を加えて描きだし、高い評価を得た。満足な技法書もなかった時代、試行錯誤の探求が開花したのである。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年09月19日掲載)
よみもの 徳島新聞連載1990-91 吉原美惠子 1990年11月7日
20世紀の版画展 竹内利夫 1997年4月12日
所蔵者 徳島県立近代美術館
作品番号:1130269_000 、国内 、館蔵品、版画
コピーライト 徳島県立近代美術館 2006
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