森山知己[出品作家]×紀田順一郎[評論家・作家]
3月10日(日) 午後2時45分-3時45分
美術館展示室3[2階]/観覧券をお求め下さい。
展覧会場の作品のまえで、自然のこと作品のことを語ってもらいます。
森山さんは、今ではあまり使われなくなった古い材料や技法を研究している日本画家です。アトリエは、岡山県の緑豊かな町・加茂川町。そこでは、微妙な季節の変化を、生活の場で感じ、制作することができるといいます。展覧会に出品された作品を見ると、伝統的な日本絵画がもっていた繊細な表現が、細やかな四季の変化と通じていたことを教えてくれるように思います。
森山さんは、黎明期のコンピュータ・グラフィックスの世界で活躍した伝説的な人物でもあります。伝統的な日本画とCG。一見うまく結びつかない二つが、対談を聞けば「なるほど!」とうなづける!? 対談のお相手は、文学者であり幅の広い評論活動を展開している紀田順一郎先生。美術についても造詣の深い方です。紀田先生は、徳島県出身のSF作家・海野十三の顕彰活動をされるなど、徳島にも浅からぬ縁をお持ちです。懐が深く話題豊富なお二人。自然と美術、文化や伝統をめぐつて、興味深いお話が聞けることと思います。どうかご期待ください。
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