特別展 自然をみつめる作家たち

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秋岡美帆
大久保英治
本田健
水口裕務
森山知己
展示解説

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対談

秋岡美帆×岡部あおみ
1月26日(土) 午前10時30分-11時30分   詳細

水口裕務×藤慶之
1月26日(土) 午後1時30分-2時30分   詳細

本田健×山下里加 new
3月10日(日) 午後1時30分-2時30分   詳細

森山知己×紀田順一郎 new
3月10日(日) 午後2時45分-3時45分   詳細

ワークショップ

大久保英治の自然学校 自然の素材でオブジェを作ろう
2月10日(日) 午後1時-5時   詳細

展示解説

学芸員による展示解説
1月27日(日)/3月3日(日) 午後2時-3時   詳細

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対談:秋岡美帆×岡部あおみ

秋岡美帆[出品作家]×岡部あおみ[武蔵野美術大学芸術文化学科教授]
 
1月26日(土) 午前10時30分-11時30分
美術館展示室3[2階]/観覧券をお求め下さい。

展覧会場の作品のまえで、自然のこと作品のことなどを語ってもらいます。

秋岡さんの作品は、森の空気につつまれるような、やわらかくやさしい雰囲気をもっています。アトリエは、大阪から移り住んだ、緑豊かな三重県青山町。彼女は、アトリエの近くの森を歩き、ゆっくりしたシャッター・スピードで写真を撮影します。そうすると空の青さも、緑の木々も、あたたかい木漏れ日も、光のなかでまじりあうような写真となります。それを、大きな和紙に拡大したのが展示されている作品です。展示室で、彼女の作品にかこまれると、見る人も、森の空気につつまれているような気持ちになるかもしれません。

対談のお相手は、フランスの美術館のことや今日のフランスの美術にくわしい岡部先生。パリに留学中の秋岡さんと会い、小さな鉢植えを贈った人物。留学中、パリの街が見渡せる窓辺に、ずっと置かれていたとか。お二人の自然をめぐる対談も、国際的なものになるかもしれません。どうか、お楽しみに。

 

対談:本田健×山下里加

本田健[出品作家]×山下里加[美術ライター]
 
3月10日(日) 午後1時30分-2時30分
美術館展示室3[2階]/観覧券をお求め下さい。

展覧会場の作品のまえで、自然のこと作品のことを語ってもらいます。

本田さんの茅葺き屋根のアトリエは、岩手県・遠野市にあります。まわりは山と田んぼに囲まれた自然豊かなところで、鹿が庭先でけんかしているのを見たこともあるそうです。作品は、アトリエ近くの彼がよく知る風景を紙と鉛筆(チャコールペンシル)を使って緻密に描いたもの。しかも大画面! 〈山あるき-十一月〉(2001年)は、縦3m横4mもあり、作品の前に立つと森の空気につつまれるような気持ちになるかも知れません。

対談では、茅葺きの屋根も自分で葺き替えるという生活や、遠野の自然、そして、制作の秘密も聞けるかも。お相手は、美術を親しみやすく語ってくれる美術ライターの山下里加さん。自然と美術の関わりについて詳しく、本田さんの作品も本田さんの人柄も最もよく知る専門家の一人です。きっと楽しい話題を引き出してくれることと思います。どうかご期待ください。

 

対談:水口裕務×藤慶之

水口裕務[出品作家]×藤慶之[美術ジャーナリスト]
 
1月26日(土) 午後1時30分-2時30分
美術館展示室3[2階]/観覧券をお求め下さい。

展覧会場の作品のまえで、自然のこと作品のことなどを語ってもらいます。

水口さんは、徳島市の出身。京都市立芸術大学の大学院修了。いま、京都を拠点にして活躍されています。水口さんの作品は、どこにでもありそうな何気ない風景が、こんなにドラマに満ちているのか、ということに気付かせてくれます。雨があがったのに木の葉にたまったしずくが、池に落ちて波紋をつくる様子など、ハッとさせられるのではないでしょうか。水口さんは、日本各地の山や水のある風景を旅して歩いていますが、出品作品のなかには、徳島に取材したものもあります。さて、それはどこの風景?

対談のお相手は、水口さんの作品を長く見続けてきた藤さん。藤さんは、優れた作品を掘りだし光を当ててきたベテランの美術ジャーナリスト。いまお二人は、同じ大学で教える同僚でもあります。少しばかりシャイな水口さんですが、藤さんとなら、味わい深い語り口で作品にまつわるエピソードを語ってくれるはずです。どうか、お楽しみに。

 

対談:森山知己×紀田順一郎

森山知己[出品作家]×紀田順一郎[評論家・作家]
 
3月10日(日) 午後2時45分-3時45分
美術館展示室3[2階]/観覧券をお求め下さい。

展覧会場の作品のまえで、自然のこと作品のことを語ってもらいます。

森山さんは、今ではあまり使われなくなった古い材料や技法を研究している日本画家です。アトリエは、岡山県の緑豊かな町・加茂川町。そこでは、微妙な季節の変化を、生活の場で感じ、制作することができるといいます。展覧会に出品された作品を見ると、伝統的な日本絵画がもっていた繊細な表現が、細やかな四季の変化と通じていたことを教えてくれるように思います。

森山さんは、黎明期のコンピュータ・グラフィックスの世界で活躍した伝説的な人物でもあります。伝統的な日本画とCG。一見うまく結びつかない二つが、対談を聞けば「なるほど!」とうなづける!? 対談のお相手は、文学者であり幅の広い評論活動を展開している紀田順一郎先生。美術についても造詣の深い方です。紀田先生は、徳島県出身のSF作家・海野十三の顕彰活動をされるなど、徳島にも浅からぬ縁をお持ちです。懐が深く話題豊富なお二人。自然と美術、文化や伝統をめぐつて、興味深いお話が聞けることと思います。どうかご期待ください。

 

ワークショップ:大久保英治の自然学校

大久保英治の自然学校 -自然の素材でオブジェを作ろう-
 
2月10日(日) 午後1時-5時   【要申込】
美術館アトリエ1[3階]/親子での参加もできます。参加無料
定員=20名 申込締切日=2月3日(日)

杉の小枝や流木など、自然の素材で、自分だけの楽しいオブジェをつくってみませんか?親子でも参加できます。

講師は、自然のなかで自然の素材を使って制作する大久保英治さん。世界的に活躍する作家ですが、話し方はやさしくて、おもしろい!
応募をお待ちしています。   申込方法

 

展示解説

学芸員による展示解説 講師=森芳功[主任学芸員]
 
1月27日(日)/3月3日(日) 午後2時-3時
美術館展示室3[2階]/観覧券をお求め下さい。

展示室の作品のまえで、学芸員が解説します。いっしょに作品をみていきましょう。

春の桜や秋の紅葉など、日本の季節の表情はとても豊かです。古くから日本の美術は、四季の美しさを表してきましたが、現代の作家はどのように自然を表現しているのでしょうか。この展覧会に出品する5人の作家は、都会から自然豊かな地方に移り住んだり、山中を長期間歩いたりするなど、自然の表情を身近に感じることを大切にしています。なかには、茅葺きの家に住んで、自分で屋根をふきかえている人もいます。自然の変化を体で感じることが、作品をつくるために大切だと考えているからなのです。自然を表すといっても、なかなか奥が深そうです。日本画や洋画、現代の新しい表現の作品も一緒に展示しています。新鮮な自然の見方に出会えるかも知れませんよ。