2007年08月11日

「みんなで描こう!パノラマ絵画」第3弾−佐那河内小学校編

 スゴイ絵ができあがりました。目もくらむ青空、もくもく燃える山のミドリに囲まれた佐那河内小学校校舎。いろんな催しや学びの声をしみこませてきたグラウンド。真夏の一瞬に老若男女40人のパワーが凝縮された、まるで動きだすような絵です。
 長い歴史の次なるステージへ、建て替えの計画も聞かれる小学校の校舎をテーマにと提案されたのは大川原せーびんぐネットワークの大岩和久さん。7月初旬に相談にお邪魔した時も、一発で決まりました。すてきすぎるロケーション。

 「思い出を描きこんでいいんです」。岩野さんのゲキが魔法のようにみんなに染みこんで、クレヨンの手がどんどん強くせわしなくなっていく。見ていて僕は泣きそうになりました。これなんです。パノラマ絵画を何度も見てきて改めて気づきました。写生画か自由画か、工夫してるか器用か不器用か、そんなことよりもっともっと前に大切なこと。描きたい、表現したい、そうやって向かっていく気持ち。怒られて集中しているのじゃない、一人一人が本当の開放の中で自分の熱中を見つけ出してる。
 では勝手放題の描きっぱなしなのか? 違います。今日のみんなの素晴らしいノリに岩野さん、スタッフの指導もノリノリでした。力作は近々美術館に展示されます。ぜひ見にきて下さい!

名称 2007.08「みんなで描こう!パノラマ絵画」−佐那河内小学校編−
<第22回国民文化祭・とくしま2007美術展 WS 第4弾> 徳島・佐那河内小学校
日時 平成19年8月11日[土] 9:30-11:30
場所 佐那河内小学校(徳島県名東郡佐那河内村下字中川原21番地2)
参加者 40人+応援見学多数
主催 大川原せーびんぐネットワーク  →募集チラシ
後援 佐那河内村教育委員会
サポートスタッフ 黄瀬 剛、川合啓義、二木奈緒、中村友香、伊東瑞生
記事: 「村民団結し絵制作 佐那河内の60人、学校の風景1枚に」徳島新聞 平成19年8月12日