所蔵作品展 特別展 いろいろな講座 レファレンス・ルーム ニュース会員
美術館ギャラリー 図録の販売 著作権って?


 

所蔵作品展


 近代美術館の所蔵作品をご紹介する展覧会です。いつも同じ作品が展示されているのではなく、年に4回、3ヶ月ごとに大幅に展示を入れ替えています。また版画については、月に1回程度の展示替えを行っています。
 
●日本画や水彩画など、退色しやすい作品は会期途中で展示替えがあります。
●特別展の開催中は、特別展のチケットで所蔵作品展も見ることができます。
●高齢者や障害者、団体などの割引制度があります。

 

特別展


 特定のテーマで企画される展覧会です。国内外から作品を借用し、年に5回程度開催します。日本画の名作や西洋の名画、また新しい現代の美術やデザイン、そして徳島に関係した内容の展覧会など、所蔵作品展では見ることのできない作品にも出会えます。 

●前売券(2割引)を、文化の森のミュージアムショップや県内の一部の書店、画廊などで販売します。
●高齢者や障害者、団体などの割引制度があります。
 

 

いろいろな講座


 美術鑑賞の手がかりとしていただけるように、いろいろな講座を開催しています。
学芸員が展覧会場で行う展示解説の他にも、講座室でスライドを使う講座や、アトリエでの実技の講座、子供も参加できる講座などを開催しています。
 
●展示解説は、展覧会の観覧券が必要です。
●申込が必要な講座もあります。親子で参加できる講座もあります。

●申込方法 申込締切日までに、往復ハガキで次の5つの事項を明記し、申し込んで下さい(消印有効)

1. 行事名と開催日
2. 住所
3. 氏名
4. 年齢
5. 電話番号

返信用のあて先も、忘れずに記入して下さい。開催日の1ヶ月前から受け付けます。応募多数の場合は、抽選となります。

 

レファレンス・ルーム


 美術館3階のレファレンス・ルームでは、美術に関する図書をパソコンで検索し、閲覧することができます。
 
●貸出、コピー・サービスは行っておりません。
●近隣の美術館で開催している展覧会のポスターやチラシを掲示しています。

 

ニュース会員

 
 近代美術館のニュースやパンフレット、行事案内などの各種印刷物を、お手元に郵送するサービスです。会員費は郵送するための切手代のみです。会員になる方法などは詳細をご覧下さい。

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美術館ギャラリー

 
 美術館1階にある展示室です。ここは、皆さんが作品を展示し発表する場所です。
申込方法や利用料金などは詳細をご覧下さい。

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図録の販売



 展覧会図録は、ミュージアムショップでのみお買い求めいただけます。価格・郵送料などは、ミュージアムショップへお問い合わせ下さい。

>>> 展覧会図録のページへ

 

著作権って?



 近代美術館ホームページでは、美術作品を検索できます。作品によっては画像が表示されますが、その画像を 無断でコピーすることは、法律で禁じられています。

>>> 著作権のページへ

 徳島県立近代美術館は、「文化の森構想」の一環として昭和55年に建設が発表され、昭和62年7月着工、2年5ヶ月の月日をかけて建設、その後準備期間を経て平成2年11月3日に開館しました。

 置県百年をむかえた徳島県の新しい一世紀が、より輝いたものとなることを願い、「100年のモニュメント」として、文化の森総合公園は構想されました。徳島県の将来にわたる文化活動を先導し、県民の文化意識を高めていくためのシンボルとなるこの公園には、図書館、博物館、近代美術館、文書館、二十一世紀館という、県の中核的な文化施設が一堂に会しています。

 近代美術館では、美術作品の展示公開、調査研究、収集保存、教育普及を活動の柱としています。作品の収集にあたっては、「人間」をテーマにした近代・現代の絵画や彫刻、豊かな成果を見せている現代の版画、そして徳島県にゆかりの深い美術作品、という3つの方針を掲げ、特色ある作品コレクションを目指しています。

 豊かな人間性をはぐくむ鑑賞の場、学習の場として、皆さまに親しまれる美術館を目標に近代美術館は活動しています。

2006.9.9 SAT−2006.12.3 SUN
近代美術館のコレクションには、3つの収集方針があります。この収集方針にそって、「20世紀の人間像」「徳島ゆかりの美術」「現代版画」のコーナーを設けて作品をご紹介します。
「現代版画」のコーナーでは、■棟方志功の版画集(9月9日−10月9日)■萩原英雄の版画集1(10月11日−11月5日)■萩原英雄の版画集2(11月7日−12月3日)の日程で展示替えを行います。

平成15年度から、徳島県立近代美術館で活動してきたボランティアが、
平成18年4月1日任意団体「ビボラボ」として生まれ変わりました。


◆ビボラボとは・・・
美術館(ビジュツカン)、ボランティア、ラボラトリー(研究所、実験室)の
三つのことばからの造語です。
◆その目的は
徳島県立近代美術館と協働し、美術館活動の向上に取り組むとともに、
「美術・アートとかかわりがある」ことを基本として、
地域の芸術活動の発展に寄与することを目的とする。(ビボラボ規約第2条より)

2006.9.2 SAT - 2006.10.22 SUN
宇宙に浮かぶ星たちの無限の時。夜空に一瞬の命を輝かせる花火。ダイナミックな色彩と透明感が織りなす作品は、悠久の光のドラマへと私たちを誘います。1926年徳島県阿南市に生まれた吹田さんは、小学校教師として出発し、戦後の先駆的な版画教育を切りひらきます。

2005年、デンマークのオーデンセの町は、大いに賑わいました。H.C.アンデルセン(1805−75)の生誕200年の記念年で、アンデルセンの生まれ故郷であるオーデンセでは、国際的なイベントが満載だったからです。
 アンデルセンは、貧しい靴屋の息子として生まれました。父親を早くに亡くし、家庭的には恵まれなかったと言われます。しかし、アンデルセンはくじけることなく、若くして大志を抱いてコペンハーゲンに出向きました。苦労の末、国際的に有名な童話作家になるのですが、そのことは世界中の人々が知るところでしょう。アンデルセンの童話を一つも知らないで大きくなった人は、おそらくほとんどいないと思われます。
 この年のイベントは文学や演劇、美術など、分野は多岐にわたり、現代の文化史を紡ぎつつある表現者たちが世界中から集い、華やかな国際交流の場となりました。在職12年目のオーデンセ市長は、目の回るような一年だったとしみじみと話しておられました。

 その数多いイベントの中で、市庁舎近くの公園では、ドイツ人美術家、ハンス・ペーター・クーンによる大規模な野外インスタレーション作品が展覧されたのです。

 成功を収めたアンデルセンが故郷オーデンセに里帰りをしたのは、1867年のことでした。オーデンセの町の人々は、大作家となって凱旋したアンデルセンを尊び、心を込めて迎えたといいます。また、人々は、アンデルセンが滞在していた宿の周りに松明を掲げて集い、町を行進し、彼の成功を祝ったそうです。
 このことは、アンデルセンの物語のように世界中に知られてはいませんが、地元の人々にはよく親しまれていました。野外での制作を依頼されたクーンは、オーデンセのことを調べ上げ、この歴史的なイベントに心を寄せたのです。

 クーンが私たちの目の前に繰り広げたのは、公園一帯を使った、長さ1キロメートル余りのサウンド・インスタレーションの作品〈Det frosne fakkeltog〉。「凍れる松明」とでも言いましょうか。200本もの光と音を用いた、それは大きな作品でした。
 松明の炎が灯されたのは138年前の12月6日。クーンは、2005年12月6日に、自らのインスタレーション作品を完成させ、展覧に供しました。200本もの冷たい光を放つ蛍光灯を公園中に設置し、そこに自分の創り上げた音を流しました。それは凍り付くような外気の中に、人を、自然を、町を、それらの存在する時間を、改めて思い起こさせる、美しく、不思議に抽象的な空間でした。

 さて、クーンの作品のお披露目の夜には、公園に多くの市民が集まりました。しばし後には、消防団がやってきて、油に浸した棒を人々に配り、それらに点火したのです。それは紛れもなく、21世紀に甦ったアンデルセンに捧げる松明の炎、町の人々からの祝福の証でした。松明を片手に、人々は先導されて公園を行進し、市庁舎へと向かいました。その長い長い行列は、暖かな炎の色をしたリボンのように、クーンの作品の側をゆっくりと流れてゆく、夢のような光景でした。過去と現在の時間は溶けあい、〈マッチ売りの少女〉の中で、少女がマッチの炎の中に幻を見る場面をも思い起こさせました。ゆらめく炎は、赤々と燃える「生きている明かり」、そして、クーンの「凍てついた明かり」がそれとは対照的に冷たい光を放っていたのです。
 松明の行列が通り過ぎた後、厳しい寒気の中に在る、凍れる松明はよりいっそう凛として見えました。その張りつめた空間に響く音は、なんと清々しいものだったでしょう。
 クーンは歴史的なテーマを扱う作家というよりは、むしろ、抽象的で構築的な表現を目指す作家です。けれど、出向いた土地に堆積するさまざまな要素から、豊かな内容をたたえた作品も多く生み出しています。
 光と音により創り出される空間を、ぜひとも、次回展覧会で体験していただきたいと思います。


徳島県立近代美術館ニュース No.59  Oct 2006
2006年9月
徳島県立近代美術館 吉原美惠子

2006.7.15 SAT〜2006.8.20 SUN
パリの美術界が燦然と光り輝いていた時代があります。第一次大戦が終わって第二次大戦が勃発するまでのわずかな時間、世界各地から美術家が集まり、華やかで個性あふれる美術が花開きました。エコール・ド・パリの時代です。日本からも数多くの画家がパリを訪れています。展覧会ではシャガールやモディリアーニ、キスリングなど、魅惑に満ちたエコール・ド・パリの作家と、パリに引き寄せられた日本人作家の作品をご覧いただきます。

2006.5.13 SAT−2006.9.3 SUN
概要 近代美術館のコレクションには、3つの収集方針があります。
この収集方針にそって、「20世紀の人間像」「徳島ゆかりの美術」「現代版画」のコーナーを設けて作品をご紹介します。
「現代版画」のコーナーでは、
■菅井汲の版画集(5月13日−6月11日)■高橋秀の版画集(6月13日−7月9日)
■ルオーの版画集(7月11日−8月6日)■デュビュッフェの版画集(8月8日−9月3日)の日程で展示替えを行います。

 美術館の関係者の間ではよく出てくる言葉ですが、美術館連絡協議会(美連協)という名前を聞かれたことがありますか。現在、美術館の多くが加盟している全国的な組織としては、美術館連絡協議会と全国美術館会議があります。美術館連絡協議会は、全国の公立美術館が互いに協力し合いながら活動を活発化させることを目的に、1982年に35館が参加して設立されています。徳島県では、設立当初は徳島県博物館が加盟していますが、1990年に当館が開館し徳島県博物館廃止による名称変更という形での加盟となっています。現在の加盟館は114館を数え、開設当初の3倍強の加盟館数となり、活発に活動しています。
 主な活動内容は、展覧会の共同企画や巡回展の開催、美術館職員の海外研修派遣、学芸員への研究助成、展覧会図録に掲載された論文に対する奨励賞の顕彰、シンポジウムの開催、機関誌の発行等です。展覧会の開催では、年間30件程度の展覧会が企画されて70館程度で開催されています。当館でも、昨年美術館連絡協議会の共同企画展として「富岡鉄斎展あるコレクターが見た画業七十年」を開催しています。加盟館の学芸員を中心とした美術館職員の海外の美術館・大学・研究機関への派遣は、3週間から3ヵ月の期間で毎年5人程度派遣され、昨年度までに100人が派遣されています。学芸員への研究助成は、「美術に関する学術的専門分野」と「美術活動に関する専門分野」の二つの分野に対して「花王・学芸員研究助成制度」が設けられ、昨年度までに83件93人が助成を受けています。シンポジウムの開催では、設立10周年の1992年に「美術館教育普及国際シンポジウム」が横浜国際平和会議場で開催されています。メトロポリタン美術館教育部副部長・フランス美術館総局長官・オルセー美術館文化部長などをパネリストとして海外から迎え、加盟館の学芸員・大学教授・美術評論家・小学校や中学校の先生など1800人が参加して、3日間にわたり「市民と美術館」をテーマに熱心な討論が行われています。

徳島県立近代美術館ニュース No.51 Oct.2004
2004年9月
徳島県立近代美術館 仲田耕三