西洋美術との出会い 徳島の4人 原鵬雲、井上辨次郎、守住勇魚、守住貫魚

2013.10.5 SAT - 2013.12.1 SUN
 幕末から明治にかけて、美術の世界に大きな変化が現れました。西洋風の写実表現を試みる画家が次々と登場したのです。日本における近代美術の始まりでした。本展はこの時代に活躍した徳島の4人を紹介します。
■原鵬雲(はら ほううん 1835-79年)は1862(文久2)年の幕府遣欧使節団に随行し、ヨーロッパ各地で西洋美術を目のあたりにしました。帰国後は水墨でヨーロッパの風物を描き、油絵も描いています。
■井上辨次郎(いのうえ べんじろう 1860-77年)は1873(明治6)年イギリスに留学し、ロンドンで本格的な美術教育を受けました。日本で最も早い時期の美術留学生です。
■徳島藩の御用絵師だった守住貫魚(もりずみ つらな1809-92年)は、伝統的な大和絵の絵師ですが、印刷物を通じて西洋美術を吸収しようとしています。
■その息子、守住勇魚(もりずみ いさな1854-1927年)は、1876(明治9)年に明治政府が開校した工部美術学校で洋画を学びました。この時代を代表する洋画家の一人です。

【会期】2013年10月5日[土] - 12月1日[日]
【会場】展示室3(2階)
【主催】徳島県立近代美術館/徳島新聞社/四国放送/徳島県民文化祭開催委員会
【後援】NHK徳島放送局/エフエム徳島/徳島県文化振興財団/明治美術学会
【休館日】月曜日、10月15日(火)、11月5日(火)。10月14日と11月4日は開館します。
【観覧料】一般600[480]円/高・大生450[360]円/小・中生300[240]円
 ※[ ]内は20名以上の団体料金です。
  ※11月1日から7日は「とくしま教育の日事業」につき小・中・高生は無料です。
【出品点数】153点  → 出品リスト


  

展覧会に関連した催し


記念シンポジウム「幕末明治の地域社会は西洋美術をどう受け容れたのか」
 10月5日[土] 午後2時〜5時 二十一世紀館 多目的活動室
 (※イベントホールより変更になりました)
特別展ツアー「西洋美術との出会い」展
 10月20日[日] 午後2時〜3時 展示室3(2階)
きんびセミナー 身近な美術史シリーズ 「絵師から画家へ」
 11月4日[月・休] 午後2時〜3時30分 講座室(3階)
こども鑑賞クラブ「西洋美術」の巻
 11月9日[土] 午後2時〜2時45分 展示室3(2階)
特別展ツアー「西洋美術との出会い」展
 11月17日[日] 午後2時〜3時 展示室3(2階)
特別展ツアー「西洋美術との出会い」展
 11月24日[日] 午後2時〜3時 展示室3(2階)