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加藤 十イベントプランナーイベントプランナー
Ju Kato

このたび受賞されました皆さんおめでとうございます。審査員総意の下で選ばせていただきました。各審査員より講評をいただいておりますので紹介させていただきます。

まず、グランプリのたけと愉快な仲間たちの皆さん。ビッグバンドの迫力ある音色に審査員一同圧倒されました。演奏技術と見せる技術ともに秀でており、各楽器の質のバランスも非常に良かったという評価でございます。また、ジャズ風にアレンジされたボーカルもバンドとフィットしており、一体感がありたいへん素晴らしかったということでございます。今後各方面でのますますのご活躍を期待したいと思います。

次に、準グランプリの徳島はっちーさんです。最後まで哀愁漂う世界観を醸しだし、見せること、見られることを意識したストーリーの構成も非常に素晴らしかったと思います。また、パントマイムやジャグリングなど基本の技術もしっかりしているとともに、傘の演出など演技空間を上手く使いこなしていたことも高く評価されたところです。

次に、チャレンジ奨励賞徳島市立高校ダンス部の皆さんです。高校生らしいはつらつとした演技であり、動きに若さの特権とも言うべきパワーとキレが感じられました。22名という大人数でありながら、狭いスペースの中でも動きに一体感があり、何よりも皆さん方の自然にこぼれる笑顔の中から、演じる楽しさが見る者に伝わってきました。昨年も出場していただきましたけれども、昨年より格段に上達していたということも高く評価された理由でございます。

続きまして、チャレンジ奨励賞カーネーションの皆さんです。一つ一つのオカリナの音色がアンサンブルの中から突き抜けてくる心地よさが感じ取れました。難しい曲もあり、暗譜も大変だったと思いますけれども、よく集中して演奏できており、それぞれのオカリナの音色のバランスも良く、聴いている者の心に染み入ってくる演奏でございました。また、「岬めぐり」など審査員の年齢にフィットした選曲も良かったということでございます。

最後に、MIP賞のラッキー・クローバーさんです。演技構成などを自分たちで考え、あまり「創り上げ」られていないというか、見る者の目を意識したような余分な加工が施されておらず、かつ、演技する本人たちが、純粋に、素朴にこの舞台でのダンスを楽しんでいる様が、審査員の目に新鮮な印象として強く残りました。テクニック的にはまだまだ伸びしろを感じる部分も多々ございますので、これからの成長を楽しみにしております。

皆さんには今後とも頑張って上達を目指していただきたいと思います。

このたびはおめでとうございました。

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