受賞された皆様、本当におめでとうございます。出場された全ての方々、本当に素敵なパフォーマンスをありがとうございます。お疲れ様でした。
今回初めて審査にあたらせていただき、ジャンルが本当に多岐にわたっていることに驚きました。音楽、ダンス、朗読、芸能など多彩な分野もろもろ、非常に楽しく審査させていただきました。
本当にそれぞれの良さがありました。審査員一人ひとりと目を合わせてくれる方、笑顔がとても素敵な組。この近代美術館ロビーをとてもうまく使っている方もいらっしゃいました。本当に、見ていて飽きの来ない時間だったと思います。
個人的には「喜多武術培訓中心」さんが魅力的でした。 自分自身が以前、音楽や武術を多少かじった経験がありますので。
日中のコラボレーションというだけではなく、しなやかに鍛え上げられた身体の動きで、かつ指先足先まで意識が行き届いていて、視線がブレない。それが個人的に、すごく印象に残っています。
パフォーマンス部門ということで、人に見せる、人に見られるということを念頭において、 皆さん演技や演奏をされていると思います。
やはりポイントとしては、自分の中にあるもの、表現したいものをいかに、どんな形で人に伝えるかという点だと思います。そのためには、テクニカルな部分、たとえば音色や声色、構成力、表現力といった、努力を重ねてカタチにしていく部分、つまり基礎や下地になる部分が必要です。
それから、「自分だけのものを、人に伝えたい」という独自性ですとか、個人の輝き、新しいものを生み出したいという創意工夫といったことと合わせて、どちらも必要になってくると思います。
どちらもおろそかにせず、忘れず、ぜひ来年度以降もチャレンジとくしま芸術祭への参加を続けていただけたらと思います。本当にありがとうございました。







